若獅子、出陣す
皆さんこんにちは!
今回は以前のブログで予告した、S君の対戦風景をお送りします。
自ら編成したアーミーで挑むS君の初陣。
圧倒的な物量を誇るオルクを相手に、S君とペドロ・カントールはどのような戦いを見せるのか?
対戦相手は私、座長 WAN。
今回はプライベートなので、一趣味人(※1)として楽しませてもらいますよ
(なお店頭在庫切れにより、画像の中ではブラックリーチ版キャプテンをペドロとして使用しています)
●布陣の穴
マリーン側の配置は以下のようになっています(左右はマリーン側から見ての表記)。
●中央後衛部隊
ヘヴィボルターの長射程を活かす配置。柔軟に相手を選び前衛部隊をアシスト。
●右翼前衛部隊
フレイマーと二刀流サージェント(※2)で近距離戦を得意とする。
●左翼前衛部隊
ペドロが直接指揮する白兵戦特化型の部隊。二つのパワーフィストが強力。
一方オルク側の配置は以下のように(左右はオルク側から見ての表記)。
●中央部隊
ウォーボス率いるノブ部隊。白兵戦に限れば盤面上で最大の破壊力を持つ。
●右翼部隊
ビッグシュータ(※3)二丁を含む二十名のボゥイ。特殊ルールで逃走しにくい。
●左翼部隊
ボゥイ十名からなる遊撃部隊。少数なれど放置すれば後々厄介な事に。
この時、S君は一つの大きな見落としをしていました……。
その見落としが、どのような結果をもたらすかは、本文にてご確認ください。
●兵は神速を尊ぶ
有効に使える地形も少ないため、多少の犠牲を出してでも白兵戦を急ぐオルク軍。
ウォーボス&ノブ部隊の犠牲を抑えつつ、ペドロ部隊に突撃できれば理想的。そのために最悪の場合、二十体のボゥイは犠牲にする覚悟です。
一方左翼ボゥイは柵のお蔭で進軍が遅れますが、マリーン側のフレイマー部隊を膠着させられれば充分役割を果たせます。
カバーセーブを無視するフレイマーは防具の薄いオルクにとって脅威ですが、そこは賭けに出ました。
対するマリーンは弾幕でオルクを迎え撃ちます。
十一体以上で構成されているオルク部隊には特別ルールが適用され、射撃を受けてもパニックを起こすことはありません。
とはいえヘヴィボルターやドルンの矢(※4)からの射撃は強烈で、みるみるボゥイが撃ち減らされていきました。
●足を止めるな! 足止めせよ!
特別ルールの恩恵を最初から受けられないのが、十人からなる左翼ボゥイ。
ベストな間合いで火炎放射の直撃を受け、予想以上の脱落者を出します。
ここで左翼のボゥイがパニックを起こして逃走してしまう可能性がありました。
そうなればフレイマー部隊は援軍としてペドロ部隊と連携でき、マリーン側に有利な状態で白兵戦に臨むことができるでしょう。
ですが、私の賭けは成功!
半壊しながらもボゥイ部隊は逃げ出すことなく戦いを続けます!
●鉄拳制裁!
ペドロ部隊に切り込んだボゥイたち。
勝ち目は充分! 仮に膠着したとしてもウォーボスたちの露払いとして、タクティカルスカッドの数を減らしたいところです。
さて、白兵戦の結果は!?
オルク側:五十回近く攻撃してマリーンを倒した数:1
ペドロ側:十二回攻撃してオルクを倒した数 :6
おーーーい! 一体どうしてこんなことに……。
(注:オルクが弱いわけではありません。理由は別にあります:笑)
やはり二つも入っているパワーフィストの攻撃力は、尋常ではありません。
当然逃げ出すボゥイたち。きっちりと追撃も受けてオルク右翼は消滅します。
とはいえほぼ無傷のオルク主力部隊がペドロ部隊に突撃するための貴重な時間は稼いでもらえました。トホホ……
●遊撃か、遊兵か
一方オルク左翼もフレイマー部隊に突撃。
白兵戦に移行した際にS君の顔色が変わります。
そう。ペドロの能力で味方の白兵戦の攻撃回数が増えるという恩恵は、ペドロの周囲24センチ以内の部隊にしか与えられないのです!
……きっとペドロはシャイで、遠くまで声が届かなかったのでしょう(笑
攻撃回数の上乗せを見積もっていたS君の誤算から白兵戦が膠着します。
互いに大ダメージを叩き出せず泥試合の展開に。
●目には目を。鉄拳には鉄拳を
配置ミスの動揺にダイスも反応したのか、ヘヴィボルター部隊の射撃も精彩を欠き、満を持してオルク主力がペドロ部隊に突撃を仕掛けます。
これはイタダキだ! 隠し切れぬドヤ顔で挑んだ白兵戦の結果は……。
おいおいおーーーい! どないなっとんねーーん!
ノブとパワーフィストの相性が悪いとはいえ、まさかの判定負け。
とはいえウォーボスは根性が座っているため、逃げ出さずに済みました。
次の機会にペドロの首を狙います!
●兵どもが夢のあと
ペドロの救援のために射撃を放棄して駆けつけるヘヴィボルター部隊でしたが、時すでに遅くペドロを倒したウォーボス&ノブが待ち受けていました。
白兵戦に適した装備もなくペドロの能力を失った後衛部隊では、ウォーボスに太刀打ちできませんでした。
フレイマー部隊も徐々に力負けし、ボゥイの手数の前にすり潰されていきます。
やがてボード上からマリーンミニチュアがすべて消えてしまいました。
オルク軍の勝利!
S君の初陣は残念ながら苦い敗戦となりましたが、即座に敗戦の理由を分析し、すぐさま陣容を立て直すモチベーションの高さには、正直舌を巻きました。
その後、HQをペドロからダルナス・ライサンダー(※5)に切り替え、見違えるような采配を見せたS君。オルク軍を二タテで撃破しリベンジを果たしました。
今ではすっかりライサンダーがお気に入りで、メタルミニチュアの購入計画を練っています(因みにS君はメタルギアソリッド3に登場するヴォルギン大佐のイメージで、赤く塗ったオリジナルライサンダーを使用する予定だとか)。
将来が楽しみな若者です
※1:ウォーハンマー愛好家を指す呼び名。
※2:小隊長。一般兵より能力値に優れ、カスタマイズの幅も広い。
※3:オルク軍に配備される重機関銃。高威力&長射程ながらも歩きつつ撃てる。
※4:ペドロ専用のストームボルター。発射弾数が多いのが特徴。
※5:マリーンHQの一人。本人は白兵向きだが、味方の射撃強化能力を持つ。
今回は以前のブログで予告した、S君の対戦風景をお送りします。
自ら編成したアーミーで挑むS君の初陣。
圧倒的な物量を誇るオルクを相手に、S君とペドロ・カントールはどのような戦いを見せるのか?
対戦相手は私、座長 WAN。
今回はプライベートなので、一趣味人(※1)として楽しませてもらいますよ
(なお店頭在庫切れにより、画像の中ではブラックリーチ版キャプテンをペドロとして使用しています)
●布陣の穴
マリーン側の配置は以下のようになっています(左右はマリーン側から見ての表記)。
●中央後衛部隊
ヘヴィボルターの長射程を活かす配置。柔軟に相手を選び前衛部隊をアシスト。
●右翼前衛部隊
フレイマーと二刀流サージェント(※2)で近距離戦を得意とする。
●左翼前衛部隊
ペドロが直接指揮する白兵戦特化型の部隊。二つのパワーフィストが強力。
一方オルク側の配置は以下のように(左右はオルク側から見ての表記)。
●中央部隊
ウォーボス率いるノブ部隊。白兵戦に限れば盤面上で最大の破壊力を持つ。
●右翼部隊
ビッグシュータ(※3)二丁を含む二十名のボゥイ。特殊ルールで逃走しにくい。
●左翼部隊
ボゥイ十名からなる遊撃部隊。少数なれど放置すれば後々厄介な事に。
この時、S君は一つの大きな見落としをしていました……。
その見落としが、どのような結果をもたらすかは、本文にてご確認ください。
●兵は神速を尊ぶ
有効に使える地形も少ないため、多少の犠牲を出してでも白兵戦を急ぐオルク軍。
ウォーボス&ノブ部隊の犠牲を抑えつつ、ペドロ部隊に突撃できれば理想的。そのために最悪の場合、二十体のボゥイは犠牲にする覚悟です。
一方左翼ボゥイは柵のお蔭で進軍が遅れますが、マリーン側のフレイマー部隊を膠着させられれば充分役割を果たせます。
カバーセーブを無視するフレイマーは防具の薄いオルクにとって脅威ですが、そこは賭けに出ました。
対するマリーンは弾幕でオルクを迎え撃ちます。
十一体以上で構成されているオルク部隊には特別ルールが適用され、射撃を受けてもパニックを起こすことはありません。
とはいえヘヴィボルターやドルンの矢(※4)からの射撃は強烈で、みるみるボゥイが撃ち減らされていきました。
●足を止めるな! 足止めせよ!
特別ルールの恩恵を最初から受けられないのが、十人からなる左翼ボゥイ。
ベストな間合いで火炎放射の直撃を受け、予想以上の脱落者を出します。
ここで左翼のボゥイがパニックを起こして逃走してしまう可能性がありました。
そうなればフレイマー部隊は援軍としてペドロ部隊と連携でき、マリーン側に有利な状態で白兵戦に臨むことができるでしょう。
ですが、私の賭けは成功!
半壊しながらもボゥイ部隊は逃げ出すことなく戦いを続けます!
●鉄拳制裁!
ペドロ部隊に切り込んだボゥイたち。
勝ち目は充分! 仮に膠着したとしてもウォーボスたちの露払いとして、タクティカルスカッドの数を減らしたいところです。
さて、白兵戦の結果は!?
オルク側:五十回近く攻撃してマリーンを倒した数:1
ペドロ側:十二回攻撃してオルクを倒した数 :6
おーーーい! 一体どうしてこんなことに……。
(注:オルクが弱いわけではありません。理由は別にあります:笑)
やはり二つも入っているパワーフィストの攻撃力は、尋常ではありません。
当然逃げ出すボゥイたち。きっちりと追撃も受けてオルク右翼は消滅します。
とはいえほぼ無傷のオルク主力部隊がペドロ部隊に突撃するための貴重な時間は稼いでもらえました。トホホ……
●遊撃か、遊兵か
一方オルク左翼もフレイマー部隊に突撃。
白兵戦に移行した際にS君の顔色が変わります。
そう。ペドロの能力で味方の白兵戦の攻撃回数が増えるという恩恵は、ペドロの周囲24センチ以内の部隊にしか与えられないのです!
……きっとペドロはシャイで、遠くまで声が届かなかったのでしょう(笑
攻撃回数の上乗せを見積もっていたS君の誤算から白兵戦が膠着します。
互いに大ダメージを叩き出せず泥試合の展開に。
●目には目を。鉄拳には鉄拳を
配置ミスの動揺にダイスも反応したのか、ヘヴィボルター部隊の射撃も精彩を欠き、満を持してオルク主力がペドロ部隊に突撃を仕掛けます。
これはイタダキだ! 隠し切れぬドヤ顔で挑んだ白兵戦の結果は……。
おいおいおーーーい! どないなっとんねーーん!
ノブとパワーフィストの相性が悪いとはいえ、まさかの判定負け。
とはいえウォーボスは根性が座っているため、逃げ出さずに済みました。
次の機会にペドロの首を狙います!
●兵どもが夢のあと
ペドロの救援のために射撃を放棄して駆けつけるヘヴィボルター部隊でしたが、時すでに遅くペドロを倒したウォーボス&ノブが待ち受けていました。
白兵戦に適した装備もなくペドロの能力を失った後衛部隊では、ウォーボスに太刀打ちできませんでした。
フレイマー部隊も徐々に力負けし、ボゥイの手数の前にすり潰されていきます。
やがてボード上からマリーンミニチュアがすべて消えてしまいました。
オルク軍の勝利!
S君の初陣は残念ながら苦い敗戦となりましたが、即座に敗戦の理由を分析し、すぐさま陣容を立て直すモチベーションの高さには、正直舌を巻きました。
その後、HQをペドロからダルナス・ライサンダー(※5)に切り替え、見違えるような采配を見せたS君。オルク軍を二タテで撃破しリベンジを果たしました。
今ではすっかりライサンダーがお気に入りで、メタルミニチュアの購入計画を練っています(因みにS君はメタルギアソリッド3に登場するヴォルギン大佐のイメージで、赤く塗ったオリジナルライサンダーを使用する予定だとか)。
将来が楽しみな若者です
※1:ウォーハンマー愛好家を指す呼び名。
※2:小隊長。一般兵より能力値に優れ、カスタマイズの幅も広い。
※3:オルク軍に配備される重機関銃。高威力&長射程ながらも歩きつつ撃てる。
※4:ペドロ専用のストームボルター。発射弾数が多いのが特徴。
※5:マリーンHQの一人。本人は白兵向きだが、味方の射撃強化能力を持つ。