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『ハンパねぇメガノブ』

メガノブの一日は、欠伸と共にウッカリ自宅を半壊させる所から始まる。

つまづいただけで床に穴が開き、炎天下に長居すれば日焼けどころか火傷する。
鎧を脱げば良いと思うかもしれないが、メガアーマーは板金を直接オルクに張り付けたり打ちつけたりして作るシロモノだ。

つまり、一度着れば二度と着直さなくて良い。

ゲンナリな事ばかりに思えるが、どんなに日常生活が不便になろうとも、メガノブになりたがるヤツラは後を絶たない。

そんな中、稀に周囲の注目を惹きつけて止まなくなるメガノブが誕生する。

俗に「ハンパねぇメガノブ」と呼ばれる野郎共だ。
メガノブ1


その前面はイカした鎧に包まれているが、背部には錆びた弾薬が剥き出しのまま幾重にも張り付けられている。
メガノブ2


動く度にグレネードが擦れ、弾丸から火花が散り、踏み潰されたスノットリングの悲鳴によく似た軋みをあげる。実にイカした鎧だ。

こんなメガアーマーが出来てしまう理由は二つある。

一つ目は、製作者に対してロクに代金も払えないビンボーなノブが、キバの代わりに恫喝と拳骨で支払いを済ませてしまう事。

まあ、ここまでは大して珍しくない。
重要なのは二つ目の要因だ。

「メガアーマーの首が後ろに回らない仕様」の時だけ、この鎧は納品されるのだ!
(彼らにとって幸運な事に、オルク達には鏡を見る習慣がない)

この鎧を手に入れれば、人生バラ色である。
ボゥイ共は何故か急にヘコヘコするようになり、ウォーボスでさえも手出しをしてこなくなるのだ。
「強者は背中で語る」という格言は、まさに彼の為にある。

そんな感じで気分良く金属音を撒き散らしていると、グレッチェン達が寄ってくる。
三下達は何故か笑いをこらえながら、彼の後をついて歩く。
ニヤニヤ笑う格下共の列は、数十人を越える事も珍しくない。
しかし、「聖者の行進」は短時間で終わってしまう事が殆どだ。
堪えきれなくなった格下の一人がオンボロ銃をぶっ放したが最後、盛大な「花火」があがるからだ。

戦があろうとなかろうと、メガノブの人生は危険に満ちている。
だがくたばった後も「ハンパねぇ」と語り継がれるメガノブなど、そうそういない。


~クラブメンバー『野生児』氏からの寄稿~
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